不動産は「おとり置き」できない!? 52歳で家を買う(10)

他の買い手が出てきた!!

土地の契約を3週間後に控え、長期出張の準備をしていたとき不動産会社(以後、住建D)から電話が入った。「実は、直ぐにでも契約したいとおっしゃるお客様が現れました。」意味が分からなかった。「私が先に契約するのにどう言うことですか?」「売主さんが、どうしても早く売りたいとご希望されています。」売主が決めることなので、不動産会社としてはどうしようもないらしい。会社としては仲介手数料が利益なので、どちらに売れても関係がない。「そのお客様はすぐにでも契約したいそうです。一週間は待ってもらうようにしていますが、その間に契約出来ますか?」「明日連絡します。」と伝え、考えをまとめることにした。

どんな買い物でも「おとり置き」ができると思い込んでいたが、どうやら不動産は違うようだ。不動産会社は仲介手数料で儲けている。公に売りに出ている物件を紹介するだけの「片手」商売。売り主と買い主の両方から手数料を取る「両手」商売。今回この不動産会社にとって「両手」になるので、売り主さんの機嫌を損ねることができないのだ。

実はこの時、夫婦揃って仕事で韓国に行くことになっていた。出発まで時間的に間に合うが、何だかんだ少し冷めてきた。心の確認のために土地を見に行く。

 

もっといいのが出るかも?

やはり、いい。広さといい、住環境といい、しかも相場より安い。ここを逃せばもう出ないかも知れない。そう思うと何とかしたい気持ちが強くなる。が、奥さんが「やめとけへん?」「なんでー?」「メッセージちゃう?」突然、スピリチュアルなこと言い出す。「せやな。」あっさり同意する。人生最後かも知れない大きな買い物。お金はなくても妥協はしたくない。「もっといいのが出るかも?それか、今はちゃう(違う)」奥さんは悟りを開いた指導者のように淡々と語る。「韓国から帰ったら、また探そ。それに、もっと安いのあるで」ここより安い物件があるとは考えにくいが、妙に納得する。

 

また出た。もっと安い土地。2017年3月

1カ月後の3月。住建Dから、見せたい物件があると電話が入る。63坪で前回より安い!! どういうことだ? 訳あり? とにかく話しを聞くことにした。やはり事情があった。元々、126坪もある広大な敷地。そのまま売りに出していたが、中々買い手が付かなかったため、半分にして売り出すことになったようだ。その半分になった土地は、それそれ条件が違う。斜面にある土地なので駐車場を作る場合、大きく差が出る。片側は一部が平地だったので、こちらの販売価格は高い(相場通り)。もう片側は斜面なので雛壇を削って作らなければならなかった。当然、斜面側を安く売り出すことになる。前にも書いたように、雛壇を削り駐車場を作るには莫大なお金がかかる。その分、安くなっている。駐車場を必要としない私達には好都合だった。

 

土地の契約、住環境をチェックする。そして、ローン審査の結果が出た。 52歳で家を買う(11)

 

 

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