持ち家(マンション)を売り出す。52歳で家を買う(12)

いよいよマンションを売り出す。2017年7月

土地を購入する際に、持ち家(マンション)を旭化成ホームズが買取保証を付けてくれたことで、新規住宅ローンを組むことができた。しかも、マンションの引き渡しは、引っ越しが済んだ後になる特約付き。この買取額がマンションのローン残高より100万円低いだけだった。非常にありがたい条件だが、引き渡し時に現金100万円を用意しないといけない。何としても、ローン残高より高い査定額で売却したい。販売期限は建物の工事が始まるまでの3ヶ月。販売戦略を旭化成ホームズは提案してくれた。

  1. はじめから価格を安くする。
  2. 1ヶ月ごとに価格を下げる。
  3. ギリギリまで価格を提示額のままにして、希望者が現れてから値引き交渉に応じる。

2の1ヶ月ごとに価格を下げる方法をとった。しかし、すぐに買い手が見つかった場合、引渡しが8ヶ月後。遅くて5ヶ月。そんなに待ってくれる人がいるだろうか?

 

すぐに売れた!!

同じマンションの人に知らせれたくなかったので、折込広告やポスティングはやめてもらった。インターネットの広告、よくあるアットホームやスーモだけにした。いよいよ販売だ。

広告を出して2日目に旭化成ホームズ不動産から電話。「今日の昼過ぎにお客様をお連れしてもいいですか?」早い!「大丈夫です。」私は仕事に出ていたので奥さんだけで対応した。8階建の最上階、東南角部屋。24時間ピアノが弾けるスタジオ仕様の防音室がある。間取りがOKなら、気に入ってもらえると思う。二人暮らしなので物も少ない。綺麗好きの奥さんのお陰でいつもピカピカ。シンプルライフ20年実践しているので自信があった。

帰宅して奥さんに感想を尋ねた。「いい感じのご夫婦やったで。子供達も巣立ったし、二人には大き過ぎる家を手放して、マンション暮らしをしたいそう」引渡しが8ヶ月後でもいいのか?「30年住んだ家やから、片付けにそれくらかかるから、いいですって!」「他にも駅前とかのマンションも探しているみたい」希望が見えてきた。

その翌朝、「作日のお客様が契約したいとおっしゃっています。」旭化成ホームズから電話。「ありがとうございます。お話を進めて下さい。」すぐに交渉が成立して契約に至る。契約の日を合わせ1週間。※住友不動産販売の事務所の中、机の向かえには優しい笑顔のご夫婦がいる。無理をして家を買う私たちを応援してくれているように思え、涙が溢れた。

住友不動産販売株式会社

住友不動産は買主さんを紹介してくれた仲介業者。このマンションは旭化成ホームズに販売委託した。旭化成ホームズは優良顧客を多く持つ大手販売会社に、マンションの情報を提供。それと同時にスーモなどネット広告を出して、旭化成ホームズが直接販売する仕組みになっていた。このマンションはスーモに掲載されてすぐに買い手がついたと思ったが、実は住友不動産販売に情報を提供した時点で、すでに候補者があったそうだ。ネットに掲載されるまでのタイムラグがそこにあった。大手企業の力を実感した。

峠は越えた。

今の土地を探していたときのことである。住建Dから「もし良かったら、マンションの売却をウチでやらせていただけないでしょうか?」一応、売却もお願いしているヘーベルTに相談した。「査定だけでもしていただいらどうでしょう?」なんか、自信あり気。やはり査定額は低かった。そのこともあり、住建Dから電話があった。「おめでとうございます。マンション、売れたんですね?今後の参考に、いくらで売れたか教えてもらえないでしょうか?」すかさず「○千○万円です」どやっ!という感じで答えた。「それ、めちゃめちゃいい条件ですよ!!」「せやろ(そーだろー)」結局、引っ越し代が出るくらいプラスで売却できた。ヘーベルTからも電話「おめでとうございます!!これからもっと忙しくなりますが、引き続きよろしくお願いします。」峠は越えた。これからは本格的に家のプランに取りかかる。しかーし!!本当の峠はローンの返済。死ぬまでに返せるだろうか?

 

リビングは要らない!? お客様のためでなく、自分のためのシンプルハウスにしたい。52歳で家を買う(13)

 

★『52歳で家を買う』と題した連載ブログです。お時間があれば、52歳で家を買う(1)から読んで下さい。

↓よろしければ、クリックをお願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加

ブログランキング・にほんブログ村へ