19年目のヘレボラス・オリエンタリス。「投げかけ」は、時間をかけて帰って来る。

マンションのベランダには、いくつかの植物がある。ベランダ・ガーデニングと言えば聞こえはいいが、少し違う。今から8年前まで、庭付きのテラスハウスに10年住んでいた。ここに引っ越してくるとき、庭に植えていた何種類かの植物を連れてきた。共に生き、共に暮らした家族のようなもの。

中には、環境の変化に耐えきれず、枯れてしまったものもあった。それでも元気に生きているのが、このヘレボラス・オリエンタリス。俗にいうクリスマスローズ。地植えからテラコッタに移植したためか、昨年までほとんど花を付けなかった。それが今年の春は元のように花を沢山つけた。「やっと、ここに馴染んだかな?」奥さんはすかさず、「ちゃう。(違う)」「毎日(私が)話しかけてるからやん」・・・・「ん?」良しとしよう。

2017年3月撮影

クリスマス・ローズと呼ばないのは理由がある。19年前に苗を買ったとき、ヘレボラス・オリエンタリスと表記してあったからだ。それにクリスマスに咲かない。クリスマスシーズンに咲く一部の品種(ヘレボラス・ニゲル)だけをクリスマス・ローズと呼び、後から他の品種もそう呼ぶようになったと思う。それに、ヘレボラスのほうが、神話的な響きがして好きだ。

随分前のことだが、いつものようにベランダで(私が)洗濯物を干していたとき、ヘレボラスにお水やりをしながら奥さんが語りかけている。「今日も暑いなぁ〜。もう少し待ってなぁ〜。地植えにするからなぁ〜。」「ん?」聞き捨てならない。「どう言うこと?」「別に、チョット宇宙に投げかけただけやん。」奥さんは植物を通して宇宙に投げかけたと言う。願望ではなく、ただ「投げかける」これが大事と付け加え、リビングに入って行った。

奥さんの日頃の行いが良いのか、こうした「投げかけ」は、いつも時間をかけて帰って来る。ヘレボラスを地植えにする日が待ち遠しい。そして、今日はヘーベルハウス(ヘーベルT)と打合せ。どんなプランが待っているか楽しみだ。

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