シンボルツリーは何がいい。その1「ゲド戦記」とナナカマド。

シンボルツリーは何がいいか考えている。「シマトネリコしか、ないんちゃう?(ないのでは?)」奥さんはそう言うが、「いや、待てよ。最近の家はそればっかりやん」昔の家はシンボルツリーと言えば、コニファー(古っ)だった。(物凄い偏見)今でも大きな家の玄関や生け垣で見かけるクリスマスっぽい針葉樹。

人気のシマトネリコ

シンボルツリーは時代と共に流行りがある。最近はシマトネリコ、アオダモ、ソヨゴ、ヤマボウシ、ハナミズキなど。中でもシマトネリコは人気があるのか、新しい家には必ずと言ってもいいほど、よく見かける。(昔からある)

人気の理由は、風が吹くとサラサラ音がして気持ちいい。常緑樹なので、年中緑を楽しめる。見た目も、住宅のデザインとのバランスが合っている。何より、常緑ということは、落ち葉掃除の手間がかからない。ご近所さんにも迷惑になりにくい。これが人気の理由だと思う。

ナナカマドが好き

私は昔からナナカマドを植えたいと思っていた。落葉樹なので、奥さんは嫌がっているが。ナナカマドの花言葉は「私はあなたを見守る」「慎重」などがある。神話にもよく出てくる木で、中でも「ゲド戦記(ジブリではない)」を読んだ事がある人は、分かってもらえると思う。7回かまどに入れても燃えない木。これが、名前の由来。素敵。

左:シマトネリコ  右:ナナカマド

ナナカマドは落葉ということもあり、奥さんを説得できない。やはり、シマトネリコか。しかし、シマトネリコをよく見ると、ナナカマドに似ている。葉の形が同じ複葉樹。ナナカマドよりひと回り小さく、柔らかい。シマトネリコだけでなく複葉樹なら他にもあるので、それらから選ぶのもいいかも。

よく言われるシンボルツリーとは、一本だけでも見栄えがする木。となると、建物との調和を第一に考えなければならない。非常に悩ましい。いっそ無くてもいいかとも思ったが、それは出来ない。

どんな場所でも家や町が出来るずっと昔は、山か大地。きっと多くの緑を奪ったに違いない。せめて少しでも、木を植えて緑を残す。そう考えるとシンボルツリーの選び方が変わるかも知れない。

 

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