アプローチまでの階段は11段。電動自転車を持って上がれるか。

来年、引っ越す新居での生活は坂が多い。電動自転車は必須になるだろう。色々調べてみたが、8万から10万くらいが相場。そんな中で6万くらいの物を見つけた。京都に店舗を構える"洛スク”で販売している20インチのピルイット-Sというのがそれ。楽天とかでも買えるが、自宅から1時間くらいなので、店舗を訪ねることにした。

これって、なんキログラムですか?

お目当の色は在庫がなかったが、試乗車があった。「前輪駆動なので、パワーがありますよ。どうぞ。」店員さんは自転車好きが全面に出ている好青年。「わー。かる〜い。らくー。」奥さんは上機嫌で走り出した。戻ってくるまでに店員さんが、サービスについて話す。「楽天ポイントを気にしなければ、ここで買われるのが一番お得です。」実際に購入するのは来年になる事を伝えても、態度は同じく清々しい。「これがいいなー。とりあえず今日は帰ろか。」試乗車を降りながら奥さんは「これって、なんキログラムですか?」「バッテリー込みで、22.5kgです。」

高さ15cm奥行き30cm、11段の階段は緩い?

重さは重要だ。新居は雛壇の上に建つので、緩いながらも階段がある。高さ15cm奥行き30cmで11段。この階段を電車自転車を持って上がらないといけない。外構でスロープを作る案を幾つか検討したが、コストがかかるのと、デザインがスッキリしなかった理由で現状のままにしている。

「持って上がれそう?僕が毎回、上げてもいいよ。」奥さんに優しい言葉をかけてみた。「ええわ。自分で上げる。それに階段も緩そうやから、前のタイヤさえ上がったら大丈夫。」今はよくても、どんどん歳をとる。しかし、先の事を考えていたら前に進まない。

気になる階段

外にでると階段や段差が気になるようになった。「この家の階段、11段や。」人様のお家なので登ることは出来ない。目測で見当を付けて「同じ11段でも高いな。僕らの家はアゴくらいやで。やっぱり緩いんやな。」とうい感じで、目に入る階段の数を数えては、アゴに手を当てていた。

しばらくはこんな感じだったが、どうしても登りたい気持ちが高まってくる。将来住む家の階段を今すぐにでも試したい。どれくらいの疲労感があるのか実感したい。希望的観測では"意外としんどくないなー。いけるな。自転車も大丈夫"と安堵したい。どこかに高さ15cm奥行き30cmで11段の階段は無いのか?毎日出かける時はメジャーを持って出るようになっていた。

あった。高さ15cm奥行き30cmの階段

駅からの帰り道にお不動さんがある。ここにも階段はあるが、メチャメチャ長い。圏外だったが、メジャーを持っていたので測ることにした。

「同じサイズや!」早速、奥さんに電話して来るように言った。奥さんは今の26インチの自転車に乗って来た。「チョット、試しに自転車を持って上がってみる。」奥さんは私に11段目で立つように指示して、自転車のハンドルを持ち上げながら階段を登って来た。

「どう?いける?」「20インチの電動より重いのんでも大丈夫や。いける!と、思う。」とは言うものの、きっと私が持って上がると思うのだが。

今でも階段を見ては、段数を数えている。外構工事は家が出来たあと。階段は一番最後の工事になる。その日が来るまで、ずっと段数を数えているような気がする。

 

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