NHKからの贈り物。さよならデュラレックス。

今日も処分する食器を選別。ポットとセットになったカップはリサイクルして、あとは不燃ゴミに出すことにしている。朝早くに出すと、ゴミ収集車が来るまでに無くなっているからだ。必要な人が持って行く。これでいいと思った。

長年使っていた食器を処分するのは心苦しい。が、そうでもない物もある。「これ、もういらんなー?」デュラレックスのコップ4脚を奥さんは指定した。「使ってたけど、いらん。」15年ほど使っていたコップだが、あっさり同意したのには訳がある。

15年前にNHKの集金人が訪ねて来た時の事。「テレビは置いてないので、お引き取り下さい。」と丁寧に断わった。「嘘でしょう?家の中を調べてもいいですか?」断る理由でよく使われる手口と思ったのか、けん制してきた。「いいですよ。どうぞ、」集金人は言った手前、家の中を見て回った。奥さんは麦茶を用意している。「本当に失礼しました。」集金人は挨拶もそこそこに、名刺を置いて帰って行った。

「あの言い方はないよな。”嘘でしょう?"」奥さんは「一応クレームしとく?」少々腹が立ったが、名刺も置いていったので、許すことにした。そして数日後、NHKから小荷物が2つ届いた。先日のお詫びだろう。中はカルピスの詰合せと、もう一つはデュラレックスのコップ4脚。クレームを恐れての対応だと思うが、嬉しかった。あれから15年。さんざん使ったので良しとしよう。

"テレビは置いていない"と言ったことで贈られて来たデュラレックス。さよなら。

 

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