家もマンションも住環境が一番。

家を買う時に一番気にしたことは、住環境。今住んでいるマンションもそこがポイントだった。9年前、新築マンションを検討していたとき、このマンションが建設されることを知った。まだ予定地で、どんな建物になるかも分かっていない。ただ、8階建て36戸予定と、記された看板があっただけ。いつも通っていた場所で、前は大きな公園。そして、南向き。8階建ての最上階なら、高層マンションほど高くない。しかも、角部屋なら防音室を作れば、ピアノも置ける。奥さんは早速、看板の電話番号に問い合わせた。「ありがとうございます。まだ、価格も間取りも未定なので、決まりましたらご連絡いたします。」

8階東南角部屋を予約していいですか?

奥さんはその電話で、「間取りも、値段も分からなくていいので、8階東南角部屋を予約していいですか?」とんでもないことを突然言い出した。1ヶ月後、販売会社から電話があった。3LDK 75m2。価格は相場通り。ローン審査に通れば買ってもいいと思った。「目の前が大きい公園で、角地。それに静かな場所。これに優るマンションはないで。」奥さんは何でもじっくり考え、優柔不断と思えるほど普段はおっとりしている。だが、時々"機関車やえもん"のように突進することがある。しかし、この時はお告げとして、素直に受け入れることにしている。

8階からの眺め。前は公園。

案の定、ローン審査は難航した。フリーランスの私が、そう簡単にローンが通るとは思っていなかった。「2階のこのお部屋ならローンは大丈夫ですが、いかがですか?」借入れ額が少なかったため、8階の部屋は難しいと販売会社の人は言った「それなら、いりません。」奥さんは素っ気なく答えた。「自己資金をあと400万ご用意していただけるなら、何とかなりますが、、」奥さんは冷めている。私もはじめは黙って聞いていたが、フリーランスでもローンが通る方法はないか質問した。「ご主人様の収入は問題ないのですが、会社勤めの方とは審査の条件が違うので、チョット、、、、」言葉を濁しながらも何か考えている。「銀行にもよるので、色々、当たって見ます。最初のお客様なので、何とか決まるよう頑張ります。」

縁起物の最初のお客様

まだ予定地の段階で問い合わせた事が良かった。マンションを販売する会社としては、最初のお客様を何とか決めたい気持ちがあった。後から聞いたことだが、私達は縁起物のような扱いだったようだ。また、大手販売会社だったので、色んな手を使ってローン審査を通してくれた。今回、ヘーベルハウスで家が買えたのと似ている。

奥さんは「あの時、電話して良かったやろ。」神がかった行動力に脱帽した。また今回、このマンションを手放すとき、最上階東南角部屋という条件が価格的にも有利になった。

住環境が一番と言ったが、今回はヘーベルハウスで家を建てることが最優先で、その後に土地を探した。しかし、土地探しは妥協していない。生活は家の中でも、暮らしは町と共にある。家から外に出てたときも、気持ちいいと思える町で暮らしたい。

 

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