捨てられない服。「捨て捨ては」前に進むため。

どうしても処分出来ない服がある。高校生の時に買ったリーバイスのジージャン(懐かしい響き)。今年で、35年になる。

古紙再生ゴミの前日になると、いつも奥さんはこのジージャンを捨てたがる。高校生の時からあまり体重は変っていなかったので、40歳まで時々着ていた。(全く似合わないと気付くのが遅かった)もう何年も着ていない。捨てれない理由は、買った時の思い出が強かったからだ。

17歳(4歳さばを読んでいた)の私は、ギターを演奏して僅かながらも収入があった。初めての報酬はビアガーデンで演奏したとき。帰りにバンドマスターから1万円を受け取り、舞い上がったことを今でも思い出す。リーバイスのジージャンはその報酬で買ったもの。中々捨てられないのはこれが理由。

「もう、ええんちゃう?今日こそ捨てよーやー。」奥さんはいつもより攻めてくる。「こんなんに縛られてたら、あかん。もっと、ええ仕事するためにも、” 捨て捨て ” やー!」私は黙ってリーバイスのジージャンを無印良品の紙袋に詰めた。「潮時やな。ありがとう、リーバイス。」「せや。これで、ステップアップするねん。」奥さんは私の気持ちも知りつつ、運気を上げるために ” 捨て捨て ” を迫ったのだ。新居に向けて” 捨て捨て ” 。これはいい機会だと思った。

前に進むための ” 捨て捨て ”

着なくなった古い服や、使い続けた布団には ” 邪気が溜まる “と、どこかの運気上げるための本に書かれていた。しかし、私の考えは違う。邪気なんて溜まらない。むしろ、感謝の気持ちや、思い出のほうが溜まっている。"新しくする""前に進む"というシンプルな考え方。” 捨て捨て ”は、十分使ったものを感謝を込めて捨てる。もし、無駄な物を捨てるなら、無駄な物を買った自分を戒めなければならないのでは?(辛口、失礼)

 

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