土地購入は地盤に注意(2)それでも、遺跡が出るよりましですわ!?

土地を紹介してくれた不動産会社(住建D)から、久しぶりに連絡があった。「お渡しするのを忘れていた書類がありまして、、、今からお持ちしたいのですが、お時間大丈夫ですか?」ケータイに電話が入った。「帰宅途中なので、あとで取りに行きます。」駅近くにある不動産会社なので、取りに行った。(土地の引き渡しの日に持ってくるのを忘れていた!!!)住建Dは、私たちの土地を測量する際、隣接するお宅(5軒分)から、敷地内に立ち入る許可を取っていた。そのとき一緒に、新築工事に関するお断りと、同意書を作り署名を取って来てくれていた。明日はご近所さんの挨拶回りをする。ヘーベルハウスから、その事について連絡があった。それで、住建Dは思い出したのだった(これに似た事が何度もあった!!!)。

「皆さん昔から住まれている方で、私もよく知ってるんですよ。ここと、ここと、ここのお宅はウチ(この不動産会社)のお客さんです。勿論、私が入社する前ですよ、30年以上前ですから。ここのお宅は今、土地の相談しているところです。」地域密着型を謳うだけのことはある。こんな根回しをしてくれるなんて、本当にありがたいことだ。「ほとんどお年寄りの方です。でも、ほんと、ついてますねー。」ついてる?確かに、いい物件に出会えた。でも、” ついてますねー ” とは?

ゆるゆる地盤で契約解除

「以前、他のお客様に譲っていただいた土地、覚えてますか?」覚えている。私たちが契約するはずだった物件(この件に関する記事はこちら)。「実は、流れたんですよ。担当は僕じゃなかったんで良かったんですけど。」地盤調査の結果、地盤が弱くて基礎工事に莫大な費用がかかると分かり、その土地を買った人は契約を解除したそうだ。契約後だったので契約金は返金されなかった。「そんなに弱かったんですか?」住建Dは「前のお家は、庭がの方が大きかったから良かったんですけど、今度はギリギリでお家を建てようとしたら、庭の下がゆるゆるでして。雛壇を取り壊して、土も全部入れ替えが必要になったみたいです。」これと同じ話しが前にもあった(過去記事参照)以前は地層まで把握していると言っていた住建D。矛盾が気になり意地悪な質問をぶつけてみた。「はい。” 地盤が弱いところもある ” 地域というのは知ってました。ただ、今建っている家は、古いと言っても建築法に則って建てられてます。建物の面積分は、いくら弱いといっても、杭の数や深さが変わるだけです。」

「遺跡が出るよりましですわ」

私たちがこの土地で家を建てる予定だった。その時は元の家より小さい家を建てると言ったので、住建Dは話しを進めていた。後の人は、同じくらいの家を建てると話していたが、いざ設計してみると倍以上の大きな家になったらしい。そこが落とし穴だった。住建Dも事前に地盤のことは伝えたそうだ。「それでも、遺跡が出るよりましですわ。」なんだ、その遺跡とは?

「ウチは宅地開発とか、そんなんは扱ってないですけど、元々なんにもない所に建てるとき、またにあるんです。」山を削ったり、農地を宅地にするときに、遺跡が発掘されることがあるらしい。これについてはネット(土地・遺跡で検索)に沢山上がっている。土地の売買契約書にも、その事について幾つか特記事項として書かれていて、契約時に説明を受けた。

「こうして古くなった家や町が、次のお客さんのおかげで、再生されて行くのがいいんです。」住建Dは、少々抜けているところはあるが、自分の仕事を愛している。そのことがよく分かった。「多分、大丈夫と思いいますけど、工事が始まってから出るってこともあります。「ええええええ!!??」住建D「いえいえ、大丈夫です。多分。」

 

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