ご近所さんにご挨拶(2)自治会長さんは菊が好き。

ご近所さんの挨拶回りを済ませ、帰ろうとすると、(新居の土地)売主さんが「今度また、自治会長さんに紹介します。もし、お時間よかったら、どうです?」自治会のことはノーマークだった。マンションでも一応、地域の自治会があった。それは、管理人さんが代わりに自治会の仕事をしてくれていたので、私たちには直接関係がなかった。戸建てに住むとは、そういうことか。「すぐ近所ですから。」売主さんに案内をお願いすることにした。

自治会長さんは菊が好き

一筋離れて自治会長さんのお屋敷があった。古い武家屋敷のような家だ。売主さんは、インターホンで呼びかけた。しばらくして、ギギーッと音を立てて大きな門が開く。「どうぞ、どうぞ、」星一徹のような自治会長さんが、大きな剪定ハサミを手にして立っていた。門をくぐると、広いお庭一面に大小、色とりどりの菊が咲いている。「凄い!綺麗ですねー!」挨拶より先に、菊が気になった私は声を出してしまった。「これでも半分です。今はあちこち出展してて、ええやつは全部出払ってますわ。はっはっはっ。」これは、菊の話しを先にした方がいいかも。とっさの判断は正しかった。自治会長さんは菊について話し始め、中々止まらない。しかし、園芸好きの私には面白い話しだった。

住環境は人との繋がりも大事

菊の話を一通り聞いて、やっとご挨拶することが出来た。「来年の春やな。ちょうど年度変わりやから。また(菊を)見に来たって。」気さくな自治会長さんはお土産に最中をくれた。

外で待っていたヘーベルハウス(ヘーベルT)は「私まで、最中をいただきました。嬉しいですねー。しかし、初めてです。ご挨拶回りをして、お留守がなかったのは。」大体どこかの家が留守で、ご案内をポストに入れて帰ることが多いそうだ。それだけこの町は、お年寄りが多いということだろう。

まだ、土地は更地。工事も始まっていない。それでも、ご近所さんに挨拶を済ませると、何だか住んでいる気になってくる。住環境は景色だけでなく、人との繋がりも大事だと実感した。

 

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