石積みの上に、白いヘーベルハウス。石はどう削る?

ご近所さんにご挨拶をする前のこと。ヘーベルハウスの監督(ヘーベル監督)からの説明で、雛壇の一部を取り除くための位置確認をした。「約3m分なので、この辺りからここまで。ただ、出来るだけ石の形を残して削るので、少し斜めになりますがよろしいでしょうか?」その方がいい。石の形を無視して直線で切ると、自然な風合いにならない。「結構です。宜しくお願いします。」

この石積みをどう切るのか?

実は、外構工事の費用がメチャメチャ高い見積りになっていたので、安くして欲しいとお願いしたときのこと。(この件に関しては、こちらの記事を読んで下さい。)駐車場はいらないので、こんな感じにして欲しいと、簡単なイラストを描いて渡していた。外構担当者さん(ガーデンK)はそれを元に、ブラッシュアップしてくれた。

「山の小道をイメージしています。階段も直線ではなく、緩いカーブを設けているので、11段でも比較的楽に上り下り出来ます。」ガーデンKは駐車場が無いと、デザインに幅ができ、設計が楽しいと言ってくれた。それでも、パソコンで作ったイメージ画像を見ると、雛壇の石が直線になっている。自然な風合いを目指すなら、これはどうかと思う。パソコンの都合だろうが、一応聞いてみた。「これは、コピペなので、すみません。」

「石の形を残すとなると、切った後に崩れないようにする処理が直線より難しくなります。施工担当者が、どう対応してくれるかは分かりません。」よくよく聞いて見ると、設計者と施工担当者との間で、確執があるそうだ。作業的には、直線で切る方が後処理が簡単。風合いを生かしたようなカーブはセンスと技量が問われる。なので、無理強いはしないそうだ。私達もその点は納得した。出来ないことはないが、拘ると高くなるとも言われた。「施行の者に、スキルが高い人選をお願いしておきます。」ガーデンKとしても自分のデザイン。気に掛けてくれた。

今回、ヘーベル監督は石の形状を残すと言った。自信があるのだろう。コストが上がらないならお願いしたい。「いえいえ、お見積り通りです。それに、石積みの上に白いヘーベルハウス。どんな風になるか私も楽しみです。」石加工に関しては、一番のベテランの方が来てくれることになったようだ。「ガーデンKから伺っています。お任せ下さい。」頼もしい限りだ。ヘーベル監督は、ヘーベルハウス(ヘーベルT)をうながすように、「そろそろ、(ご近所様に)ご挨拶にまいりましょうか。」ヘーベルTを先頭に、挨拶回りに出発した。

 

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