施工前の小さな迷い。「これでいい」ではなく「これがいい」で決める。

ヘーベルハウスで決めた壁紙や床など、現実になりつつある。「ピアノの部屋、どんな壁紙やったかな?白は白やけど。」約2ヶ月前に決めたインテリア。記憶が少し薄れている。「ちょっと布っぼい質感の白やったと思うで。サンプルあるから見る?」奥さんにサンプルを見せた。「こんな白やった?もっと真っ白にしたら良かったかな?」「これがいい。これしかない!何で?」奥さんは、迷いが出ている。

大きさで違う、色の印象

インテリアを決めるときに見せてもらったサンプルは、A3サイズほどの大きなものだった。手元にある3cmほどの小さなサンプルとでは、明るさの印象が違う。小さくなるほど暗く感じるのだ。「床もこんな暗かったかな?」床も同じこと。インテリアを決めるとき、床、壁、ドアの色サンプルを並べて決めた。インテリアコーディネーター(コーデT)の意見はとにかく的確。私達も納得して決めた。

「実際の大きさになると、ずっと明るく感じます。お昼間の明るい時は、真っ白もこの白(微妙にクリームによった白)も差はないですが、夜の灯りでは全然違います。」コーデTは力説した。「お選びいただいた白は、電球色で見ると本当に綺麗です。優しい色っていうか。フロアランプだけのお部屋なら尚更です。」この言葉に奥さんはノックアウト。「外国映画の家みたいになります?」「なります。」コーデTはカッコいい。

"これでいい "ではなく、"これがいい "

今からでもインテリアの変更は可能だ。しかし、1点に付き1万円プラスになる。さぁどうする?奥さん。「せやな?1万円か。このままでもいいかな。」妥協しているような口ぶりが気になる。「もう一回、見せてもらう? "これでいい "は禁句やで。」「せやな。"これがいい "やないとな!」"これがいい "で物事を決める。運気を上げるための家訓だ。

奥さんはヘーベルハウスに連絡を取り、コーデTのいるショールームまで相談へ行った。「やっぱり、元のままにするわ。」どうやら納得して帰って来たようだ。「コーデTがもっと大きなサンプル出してくれてん。と、いうか見せてくれた。」コーデTは、(私達が選んだ)同じ壁紙を使ったモデルルームのコーナーを案内してくれたそうだ。その壁紙は価格的に一番安いランクから選んだもの。モデルルームでは、常にランク上のものを使っていると思っていたが違った。適材適所ということだろう。

お借りした床のサンプル

「床も見たん?」「見た。それも現物があった。」床は私も一緒に行った時に見ている。奥さんはトートバックから床のサンプルを出した。「特別に大きいのん借りた。」ヘーベルハウスに連絡した後、コーデTが事前に調達してくれていたのだ。A4サイズはありそうな床のサンプル。奥さんは借りたと強調した。多分、くれたと思う。どう見ても現場にあった廃材。

「借りた。返すよ。ゴミになるし。」その場にいなかったので何とも言えない。床にサンプルを置いて、スリッパのまま立って、イメージを膨らます奥さん。その後ろ姿は無邪気にも見えるが、何となく強引な気がした。

 

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