あったものを壊して家が建つ。雛壇の石積みはどうなった?

ヘーベルハウス(ヘーベルT)から電話が入った。「昨日、今日で雛壇の石積み撤去作業が、概ね完了しました。明日は仮の補強をいたします。今日はもう暗くなるので、明日以降お時間がございましたら、ご覧になって下さい。」夕方の6時を過ぎていた。昨日から雛壇の石積みを一部撤去する作業が始まり、今日で大体終わったようだ。仕事で立ち会うことが出来なかったので、一体どんな感じになったか非常に気になる。

雛壇の石積みはどうなった?

奥さんも昨日、今日は都合がつかなかったので、ワクワク度がピークに達していた。「何時ごろ帰る?私はもうすぐ帰り着くけど。」「多分、後1時間くらい。行く?」「行くよー!」仕事帰りに現場を見ることにした。「石が無いー!」奥さんは静かな住宅地なので、小声で叫んだ。「ほんまや。かっこいい!」私も負けじと小さい声で応えた。

暗くて詳細は分からないが、予定通り石積みが削り取られていた。土はまだくり抜かれていなかったが、アプローチまでの階段はイメージできる。雛壇の上には、石積みの間に植わっていたつづじが、無残な姿で積み上げられていた。申し訳ない。

爆撃にあったみたい

奥さんは削り取られた石の断面を撫でながら、「なんか、痛々しくない?」自然な風合いを生かすため、石積みの形を出来るだけ残して削っている。その為、切削面がガタガタなのだ。「なんか今から家が建つ感じとちゃうな?どっちか言ったら、元々あった家が、爆撃にあったみたい。」暗いから余計、悲惨な感じがする。写真は明後日(明日も仕事で来れない)撮ることにした。「明日、仮の補強するって言ってたから、雰囲気は変わると思うで。」「せやな。」

喜んで現場に向かった二人だったが、帰り道は元気が無くなっていた。あったものを壊して、新しいものを作る。家を建てるとは、そういうこと。両手を上げて、喜んでばかりはいられない。

 

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