地縄張り、そして施行。「いるよな、トイレ」

地縄張り(地縄式)という言葉から、勝手に地面に縄が張られていると思っていた。「実際にお建てする家の大きさを示します。平面なので、小さいと感じると思いますが、ご心配なく。」ヘーベルハウス(ヘーベルT)からは、そう聞いていたので、"目安"程度に受け止めていた。想像では神社のしめ縄までいかなくても、わらの縄かロープで四角く囲い、多少はおごそかな感じだろうと思い込んでいた。が、全然違った。完全に測量を済ませ、図面と寸分の狂いなくロープが張られている。単なる"目安 "ではなく、建築するための基準だった。地鎮祭をしない代わりに、地縄式と称してお酒、お米、お水、塩をまくつもりだったので、勝手にロープ(わらの縄)が張ってあると思っていたのだ。

ヘーベルTは、現場監督をはじめ、各分野の代表者の方々を紹介してくれた。お一人お一人と挨拶を交わし、謝礼を渡すこともできた。そして、予定通りスピーチをする。一カ月前から考えていたスピーチをしようと思っていたが、気が変わった。というか、一人ずつ挨拶をしたので目的は達成している。

スピーチをする

「これから完成まで、宜しくお願いします。だんだん寒くなりますが、お体に気をつけて下さい。では最後に(はや!)、初めて家を建てます。最初で最後だと思います。何か手伝えることがあれば、何でします。」つたな過ぎるスピーチ。

土地にご挨拶

「すみません。気の利いたことを言えずに。」ヘーベルTは「私が担当したお客様で、スピーチされた方は初めてです。皆さん喜んでいます。ありがとうこざいます。では、お酒をまきましょうか」これから建てる家のため、土地に挨拶をする。そのためにお酒をまく。「北東角から、時計回りで四隅にお願いします。」ヘーベルTは慣れている。地面に向かって「宜しくお願いします。」と心の中で唱え、奥さんと交互にお酒、お水、米、塩とまいた。

「いるよな。トイレ。」

色々と確認事項の説明を受け、書類にサインをする。そして、この後すぐに杭打ち作業が始まる。見学したい気持ちもあったが、邪魔にならないよう帰ることにした。挨拶をして出ようとすると、仮設トイレがトラックで運ばれて来た。「いるよな。トイレ。」何もかもが初めて。家を建てることで、色々知らないことが経験できる。この仮設トイレもローンに含まれてると思うと、楽しくなってきた。

★関連記事:地鎮祭しません。お酒、お塩、お米を撒く。

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