地縄張りが済んだあとの確認事項。図面上でイメージしにくいことは、現場で確認するようになっていた。
止水栓は縦?横?
「止水栓の向きですが、どちらがいいですか?縦と横です。今は、道路に面して縦ですが?」人生初の止水栓の位置決め。しかし、どっちでも良さそうだ。「水道屋さんが来た時、ここを(止水栓のふた)開けてメーター見ます。どっち向きに、"しゃがんで見るか?"ですわ。」現場担当の職人さん(抹茶味のお菓子が好き)。いかにもらしい風貌と物腰。一気に打ち解けた。「しゃがんで見るということは、背中がこっちですよね?縦だと、階段が背中になって危ないから、背中が広い方に向くよう、横にして下さい。」職人さんは「優しいですなぁ。そうしましょう。では、次。」楽しくなってきた。
排水管の経路
雑排水管は地中に埋める。その排水経路(建物から外まで)を決める。これは、私が決めること?専門的には、どうなの?「これも、どっちでもいいんですわ。ただ、知っとくだけ?でも、選択肢がある以上、お施主様に決めて欲しいんです。」結局、4通りある経路はどれも問題ない。それならば、「これでお願いします。」と、指を指した。庭の真ん中を通り、出口付近で曲がるタイプにした。「了解しました。それが一番いいです。」クイズか!?
ガスメーターの位置
「見た目があんまり、ええもんでもないので、これはチョット、、」と、職人さんが言うのはガスメーター。言われるまで気にしたことがなかったが、確かにええもんでもない。
近所で見かけたガスメーター。これと同じようなもの。
最後にガスメーターの位置を決める。これは、選択肢が3つ。
- 階段の上り口付近。これは、道に面して大々的に立てることになる。
- 階段を上がってすぐ。これは、上にあるので少し目立たない。
- 家の側(壁)面。これが一番目立たないが、ガスメーターを見るために、家の横まで来ることになる。
「一番目立たへんのが、(3)これですわ。ガス屋さんが、ここまで(家の横)来て良ければ、ってとこです。」どこでもいい、という感じで職人さんは聞いてきた「階段を上がったここ(2)にします。できれば、目立たない感じ?」微妙な問いに、どう答えるか楽しみ。関西人レベルを計った。「"さりげなく、あるなぁー"くらいにしときます。」負けた。本当に、ヘーベルハウスのお抱えか?
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