「基礎工事は予定通りです。」ヘーベルハウスの施工責任者（ヘーベル監督）から昨日電話が入った。「今日から明後日まで排水管の埋め込みを行い、土を戻します。23日から足場を組み、クレーン車を使った作業は25日からになります。見応えがある工程なので、是非、ご覧下さい。」
躯体工事はクリスマスに始まる。なんだか嬉しい。「クリスマスに生まれるヘーベル、なんかいいーなー。」奥さんはまだ、基礎のコンクリートを見ていない。今日は多分、基礎工事の仕上げをしている。久しぶりに差し入れを持って二人で出かけた。
差し入れは厚切りバームクーヘン
第一声は「大きい！」私も図面で見ていたときより大きく感じた。いつものように湯煎した缶コーヒー（微糖）とおやつを持ってきた。今日のおやつは『厚切りバームクーヘン』だ。しかも、袋ごと。この『厚切り』という男心を微妙にくすぐる響きが好きだ。
今日は排水管の埋め込み作業。基礎工事の次は躯体工事だと思っていたが、排水管を埋める作業があった。大事なライフラインのひとつ。＂使った水がここを通る＂それが分かって嬉しい。
作業は職人さん二人で行っていた。簡単な挨拶をして、差し入れを職人さんの一人に渡した。「いつもありがとうございます。バームクーヘンですかー！あとでいただきます。」厚切りには反応しなかったが、バームクーヘンを喜んでくれた。「なっ。あなただけやで、厚切り厚切りって言うてんのは。」
「ここ、トイレやな？」
職人さんが、「中に入ってご覧になられますか？」と声をかけてくれた。早速、奥さんは喜んで中に入った。「ここがピアノやな。広いなー！」「ここ、トイレやな？」「玄関はここやな。ただいまー！」そばで喜んでる奥さんを見て、涙が出そうになった。
先日は一人で見に来て、新築ブルーになった。でも、今日は違う。家は家族のためにあるのだと思った。
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