夕方4時、帰りの電車を待ちながら『早く帰って、足場を見たい!』と、そわそわしていた。日が暮れるまでに着かないと、写真が撮れないからである。そして4時50分、現場に到着。夕焼けを背に、足場は堂々と組まれていた。家が完成したわけでもないのに、なぜか達成感(?)があった。(大袈裟)
足場が組まれた現場は、これから家が建つというムードをプンプン漂わせている。気になるカボスはどうなった? 中に入り、そばに寄ってみた。枝は窮屈そうに押し退けられている。何とか切らずに済んだようだ。それにしてもよく一日で、これだけの足場が組めたものだと感心した。
しばらくすると、お隣さんが帰ってきた。「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」お隣さんは、電動自転車から降りて近くまで来た。「大丈夫ですよ。大きな足場ですね、何階建てですか?」「2階建てです。」「カボスはどうでした?」カボスのことを気にかけていてくれた。「上手く、避けてくれたので大丈夫です。お気遣い、ありがとうございます。」(泣く)
クリスマスの25日から躯体工事が始まり、2日間で家の形になる(多分)。『見応えのある作業です。』ヘーベル監督の言葉を聞いて、ビデオ撮影をしようと思った。撮影した動画を公開するには、近隣の家が写らないようにしなくてはいけない。アングルが決め手になる。幸い雛壇の上に建つので、下から煽れば空を背景に出来るだろう。クレーン作業の邪魔にならないよう、離れた位置でベストポイントを探る。
躯体工事は25日からはじまり、年末年始の休みを挟んで翌月6日まで。カメラ好きの私にとって絶好の機会。しばらく撮影が楽しめる。
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