『芝生と老人』親孝行と節約の天秤は水平に

今朝は奥さんの妹が、義母を迎えに来た。二人が帰ったあと、私達は義母の家に向う。ここ数年1月3日は、義母が留守の間に、実家の大掃除をすることになっている。

義父の生前までは、物が溢れていた奥さんの実家。私と奥さんと奥さんの妹が、週に一度交代で義母の家に通っている。その度に少しずつ物を減らしていったおかげで、今ではスッキリ。3年かかった。

義母の将来

夕食を食べながら、義母の将来について話し会った。認知症の義母は84歳。身体もだんだん弱ってきている。奥さんの妹は、義母に何かあったら自分の家に引き取る準備をしている。それまでは義母の好きなように過ごしてもらうよう、私達4人で決めていた。(遠くに住む姉がいる。)

「お義母さん、このマンションに泊まっても大丈夫やったな。家が出来たら、週一でも泊まってもらう?」新居は、お客さんを泊める部屋はない。それでもピアノ部屋に私が寝れば、寝室は奥さんと義母で使える。今でも寝室を義母に譲って、私は自分の仕事部屋で寝ている。週に一度くらいなら負担にならないだろう。それに、毎週交代で通うことを考えると同じだと思った。

親孝行と節約の天秤

「芝生の種まきとか、芝刈りとか、雑草抜きとか、お庭のこと手伝ってもらったら楽しいと思うで、"芝生と老人"どう?」我ながら名案と思った。「ありがとう。」奥さんは涙目になった。「嬉しい。でも、毎回タクシーで送り迎えやで、、、」と奥さんの感動は束の間、タクシー料金を気にした。しばらく沈黙したあと、スマホの電卓アプリをタップした。そして、「どうせ、デイサービスにもお金かかるし、泊まってくれたら2日分やん。タクシー料金と同じやん!」親孝行と節約の天秤は水平になった。

寒冷地用西洋芝は冬でも緑。プランターで育てている芝生。

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