白いヘーベルハウスと、照れ隠しの小さな嘘。

現場に行かないと言って、1日も経たないうちに"ホームシック"?になった。「外から見るだけやったらいいかな。」奥さんは「中に入れへんのやったら、一人で行って。」と素っ気ない返事。

中は木工事の真っ只中。しばらく中に入るのは、遠慮しようと昨日決めた。足場とシートで覆われた外観を見たところで、進み具合は分からない。夕方5時、職人さんが帰った頃を見計らって現場に訪れた。

白いヘーベルハウス

シートが無い!足場も無い!いつの間に。真っ白なヘーベルハウスがそびえ立っている。早速、奥さんに写メを送った。「すぐ行く!」と返事。すると、後方から軽トラックが来て私のそばで止まった。 入れ違いで出た大工さんが、車をUターンして帰るところだった。

「お疲れ様です。ちょっと近くまで来たので、、、寄ってみました。」と照れ隠しの嘘をついてしまった。「中をご覧になりますか?」いいのか?いや、甘えは禁物。「いえいえ、また来ます。ありがとうこざいました。」と言ったにも関わらず、大工さんは車を降りてチェーンロックを外した。

照れ隠しでも、嘘はあかん

「どうぞ、まだ明るいですが、足元に気をつけて下さい。」とドアを開け、中に入れてくれた。しばらく中を見ていると、奥さんが自転車でやって来た。「大工さんに会った?」「いてなかったよ、車はあるけど。」ま、いいか。気にしないで窓から外の景色を眺めていた。

奥さんに、職人さんとのやり取りを話した。「照れ隠しでも、嘘はあかん。いい加減な人と思われるで。」と怒られた。「すまん。後でちゃんと言うわ。」 5時を過ぎていたので、暗くなるのが早い。挨拶をして帰ることにした。

帰り際、"本当は外観だけでも見たくて来た"ことを話した。大工さんは「私も本当はトイレに行きたくて戻ったんです。」と照れ臭そうに話した。「本当にいつでも来て下さい。一人なので、上か下でやっています。」

小さいな嘘を小さいうちに訂正できて良かった。どうでもいい事かも知れないが、積み重ねないのが大事。家の不用品と同じだ。

 

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