「本当にご自分でされたんですね!」ヘーベルT(ヘーベルハウス)は、信じられないという顔で庭を見ている。近くに新しいお客様(過去記事参照)がいるので、久しぶりに立ち寄ってくれた。
ヘーベルTが訪れたのは、引き渡し日以来。庭はまだ芝生になっていないが、明日は裏庭に種を蒔く。
目土が入った土のう袋をスタンバイ。明日は芝生の種まき。
外構工事のお手伝い?
「正直、驚きました。これだけ広いお土地をご自分でされるとは、、、」ヘーベルTは、予算の都合だけで外構工事を一部しかしなかったと思っていた。勿論、予算の都合だ。しかし、潤沢な予算があっても、自分で造園しただろう(多分)。
私:「おしゃれな庭ではないですが、自分で作りたかったんです。」
ヘーベルT:「今日、こちらに寄せてていただいたのは、外構のこともありました。もし、お引き渡しのときと、変わりがないようでしたら、お手伝いさせていただこうかと、、」
私:「お手伝いって、お庭の外構工事?」
ヘーベルT:「お庭の土壌改良だけでもと思いましたが、その必要は全くないですね。」
私:「もう、ここまでしましたから。後は種を蒔くだけです。問題も出てくると思いますが。」
ヘーベルTが来た本当の理由は、見学会にこの家を使いたかったようだ。ヘーベルTはiPadで庭の写真を撮りまくり帰って行った。
達成感
奥さん:「きっと、ヘーベルTは心配やってんで。綺麗なヘーベルハウスを建てても、庭がグチャグチャのまんまやったから。」
私:「そうやろな。ヘーベルTとしても、達成感が無かったかもな。」
確かに引き渡しの日は凄かった。家は出来ていたが、階段は工事中。中に入るのも大変だった。しかも、大雨で庭は泥々。玄関に養生シートが貼られままだった。引っ越しを早めてもらったので、外構工事が途中だったのは仕方がない。
引き渡し日の写真。雨の中、階段工事が行われていた(過去記事参照)。
見学会は断った
ヘーベルTにとって、冒険とも言える提案だ。
設備は最低、オプション無し、床暖房無し、風呂暖房無し、リビング無し、食洗機無し、門扉無し。唯一、ピアノの部屋を二重サッシにしたくらい。ヘーベルハウスを検討する人に、どうアピールするつもりだったのだろう?
私達がヘーベルハウスを選んだ理由は、頑丈な躯体とガッシリした床。シンプルな外観と静音性。それより、ヘーベルTの人柄だ。
仕事とは言え、気にかけてくれる気持ちが嬉しい。
最低の設備でオプション無しでも、私達には最高の家。
ヘーベルハウスにして良かった。
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