留守の間に事件が起きた。子犬の飼主とローズマリー。

6日間の出張で留守をしていた間、ちょっとした事件が起きていた。

奥さん:「玄関前の庭に、猫が来てた。」

私:「明日、一日だけ帰るから、ローズマリーを植えるわ。

お隣さんの外構が終わるまで、手を付けていなかった場所に、芝生の種をまいた。出張に出かける前の日のことだ。芝生の床土は猫にとって、最高のトイレット。侵入されても仕方がない。

4日前、一時帰宅したときにローズマリーを植えつけて、ひとまず安心。また、出張に出かけた。しかし、翌日奥さんからメール。

猫避けにローズマリー?

奥さん:「あかん。また、やられた!猫にしてはデッカい!!」

私:「土が濡れてたら猫はせーへんから、寝る前に水かけて。」

入居して3カ月。今まで一度も猫を見たことが無かった。ローズマリーの香りが猫を寄せつけないというのは、都市伝説なのか? 結局、その日も被害に遭った。

発芽したばかりの芝生。ローズマリーは小さい株しか売っていなかった。

犯人は簡単に見つかった

出張から帰った翌朝。朝4時に起き、窓から時々見張っていた。すると、明るくなり始めた5時前、リードを付けた子犬が階段を上がって来るのが見えた。飼主は年配の男性。階段の下で子犬が用を足すのを待っている。

悔しくて、涙が止まらない。

その男性は何食わぬ顔で、坂を上がって行った。

犯人は分かった。どこの誰かは分からないが、ここを散歩コースにしている近くに住んでいる人だ。今日はちゃんと話しをしようと思った。

奥さん:「そっと、しとこ。その人、病んでると思う。ここで、せーへんでも他でするって。」

私:「でも、悲しい。」

奥さん:「毎日、片付けたらえーやん。私がするわ。」どうしてそこまで、仏様のようなことが言えるのか?

奥さん:「可哀想な人やん、人の嫌がることが出来るなんて。。。それに、気にしたら運気が下がる。

何も言わなくて良かった

今朝も年配の男性は現れた。しばらく止まって、子犬の様子を見ている。

同じ場所だ。しかし、今日は後処理をして去っていった。

例え後処理をしたとしても、不快な気持ちは残る。でも、言わなくて良かった。理由は私にもよく分からない。何故か、悲しい気持ちは薄らいでいた。

許す

気にしない

忘れる

どれも、当てはまらない。

この気持ちは、例えようがない。

これも、人生の一部。

今日も、出来る限りのことをしようと思う。

 

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