長年乗っていた奥さんのママチャリ。新居に引っ越してからは電動アシスト自転車に乗り換えたので、ママチャリは私が時々乗っていた。と言っても、私もサイクリング車に乗っているので、自力外構のとき砂利を運んだだけ(過去記事参照)。それ以来、全く乗らなくなっていた。
このまま放ったらかしというのも何なので、何とかしなければならない。そう思っていた矢先、廃品回収車のアナウンス、近くを巡回していた。
ママチャリとお別れ
奥さん:「どうする?持って行ってもらう?」
私:「もう乗らへんしな。でも、廃棄っていうのは、、、それに、今日突然やで。急過ぎへん?」オウムと被った(?)。
奥さん:「でも、前から気になってたやん。それに、廃棄とは限らんで、まだ乗れるし。再利用してくれるかもやん。」
ママチャリにお別れの挨拶をして、回収業者を追いかけた。車は歩くほどのスピード、何とか追いついた。
私:「この自転車を持って行ってもらえますか?」
業者さん:「ありがとうございます。端に寄せますから、、、」と、軽トラックを止めた。
私:「まだ乗れる自転車ですが、廃棄ですか、やっぱり?」
業者さん:「いや〜。それはなんとも言えないです。」
教えてくれなかった。それでも、無料で引き取ってくれた。
急いでいたので、手ぶらで出てしまった。スマホも持っていなかったので、お別れの記念写真を撮ることも出来なかった。自転車は引き取ってもらったので、帰りは歩いて家に。
お礼のピアノ
玄関を開けると、奥さんはピアノを弾いていた。
奥さん:「自転車にお礼のピアノを弾いててん。」
私:「写真撮ってない。」
奥さん:「感謝の気持ちを忘れんかったらいいやん。それに、乗らへんのに置きっ放しは(自転車に)失礼や。」
私:「せなや。」
ママチャリは再利用されるか、廃棄されるか分からない。
物を大切に。
当たり前のことを考える。
お疲れ様でした。ありがとう。(過去記事写真)
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