500円のお小遣い。超綺麗好きな友達と、白くまアイス。

朝から奥さんは、いつもに増して掃除をしている。そして今日は、ハンディクリーナーとは違う音がする。普通の掃除機だ。

普段の掃除は、奥さんがハンディクリーナーで1階を担当。2階は私が普通の掃除機で担当している。しかし、どちらも奥さんが一人ですることが多い。どうも、私の掃除を信用していないようだ。

奥さんはハンディクリーナーではなく、重い普通の掃除機で念入りにしている(普通の掃除機はパワーが違う)。その後の拭き掃除はまるで大掃除。寺に使える一休さんのようだ。

私:「どうしたん、誰か来るん?」

奥さん:「お昼から、友達が来るねん。500円渡すから、今日は夕方まで外に出てくれる。」

500円のお小遣い?

大の大人が500円のお小遣いをもらって外に出る。自宅仕事があるのに、御構いなしの奥さん。よほど大切な友達が来るのだろう。

私がいると、のびのび出来ないのは分かる。そっと、500円硬貨を受け取った。

午前11時、外でも出来る仕事を持って、図書館に向かった。月末なので、溜まっていた書類を片付けるには丁度いい。途中、コンビニのイートインコーナーで惣菜パンと缶コーヒーで昼食。250円余った。

そうこうしていると、あっという間に夕方5時。そろそろ帰ろうとした頃、ラインが入った。「今、帰りました。戻って来ていいーよ。」帰り道、余った250円で白くまアイスを買った。

綺麗好きの友達

奥さん:「今日はごめんなー」

私:「いいよ。楽しかった?」

奥さん:「楽しかったよー。新築祝いに、ええお菓子貰った。明日のおやつにしよ。」

ええお菓子とは、箱詰めのフィナンシェ。手土産の王道だ。

奥さんの友人は音楽大学時代からの親友で、超がつく綺麗好き。家の中はいつもピカピカだそうだ。奥さんはちょっとしたライバル意識から、念入りに掃除をしていたのだった。

私:「いつも、綺麗に掃除してるやん。うちもピカピカやで。」

奥さん:「ちゃうねん。凄いねん。ルンバが(掃除)した後に、掃除機かけるような人やねん。水道の蛇口に、顔が映らなあかん人やねん。」如何に綺麗好きかを語る奥さん。

私:「しんどくなりなや。」父の口癖が出た。

奥さん:「ありがとう。でも、今日は特別やん。それにちょうど良かった。最近、色々あったから、発散出来た。」

 

掃除で発散出来る奥さん。

その労をねぎらうように、

白くまアイスを贈呈した。

 

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