肩の荷と、芝生の目土と、自分が蒔いた種。

10日間の長い出張から帰り、一昨日から裏庭の手入れを始めた。表の庭は出発前に済ませていたが、裏庭まで間に合わなかった。

表の庭を作業していたとき、不安を感じた。目土の在庫が無くなったのである。目土は庭の土を耕して作ったハンドメイド(過去記事参照)。秋に種を追いまきする予定だったので、ある程度在庫していたが、表の庭で使い果たしてしまった。

芝生の目土

昨日は裏庭の雑草を抜き取り、芝刈りを済ませ準備は整った。後は種をまき、目土を入れる。その前に、目土を買いに行かねばならない。

ホームセンターまで自転車で約30分。しかし、運搬用に使っていたママチャリが無い。もう必要無いと思い、夏に処分していたのだ(過去記事参照)。こうなったら前カゴが無い自分の自転車(サイクリング車)で、10kgの目土を(リュックに入れ)背負うしか方法は無かった。それは、車を持っていないだけではなく、免許証も無い私にとって、唯一の選択肢(過去記事参照)。(タクシーという手もあるが、そこは節約)

いばらの道

4袋あれば何とかなる。1袋10kgなので4往復。最初の2往復は『案外いける』と思い、3回目は欲張って2袋買ってしまった。時間の節約をしたかったが、甘かった。またしてもいばらの道(過去記事参照)

肩が痛い。20kgの重みが両肩にグイグイのしかかる。自転車も思うほどスピードが出ない。これより重い老人を背負ったことがあるが(過去記事参照)、それより何倍も重く感じる。

自分が蒔いた種

自分が辛いと思っている時は、些細なことも苛立ったりする。重い荷物を背負い、ゆっくり自転車をこいでいると、目の前を歩いて人も邪魔に感じる。心の中で『どいて、どいて、重いねんから』と、どんどん悪玉になる自分がいた。

しかし、それもこれも自分が蒔いた種。『配送料をケチったから仕方ない』『無理して2袋買った自分が悪い』など、自問自答しながら自転車をこいだ。

肩の荷

家にたどり着いた時、すぐにリュックを下ろさないで、暫くその重みを味わった。

『さぁ、下ろすで。』

肩の荷を下ろす。

自分で背負った荷物は、

自分が蒔いた種。

庭造りは人生そのもの。

種まきは明日にしよう。

 

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