満開のツツジと、格安の土地と、お向かいのおばあさん。

ひな壇のツツジが満開になった。このツツジは私達が住む前からあった植栽。古い家を解体した時、このひな壇はそのままにしていたので、ツツジも一緒に残った。

他の方がこの土地を買ったなら、このひな壇も解体して駐車場にしたと思う。比較的広い土地を格安で購入出来た理由は、土地の値段からひな壇の解体費用が差し引かれていたからである。車がない私達にとって好都合だったのだ(過去記事参照)

思い返せば約2年前、土地探しをしていた頃。古い高級住宅地が意外に安いと知った(過去記事参照)。この辺りの住宅地は、石垣の立派なひな壇や広い庭があっても、駐車スペースがない大きな家が多い。今では庭よりカーポート、それが普通だろう。

ツツジはこの辺りでは定番の植栽。古い大きな家には必ずある、と言ってもいい。前記事にも書いたが、ツツジは生命力のある木。運気を上げる大事な植栽なのかも。

昨年、入り口の石垣を補修した時のこと。石職人さんのアドバイスでこのツツジを剪定した(過去記事参照)。その時は剪定の時期を過ぎていたので、今年は花付きが良くないと思っていた。しかし、昨年以上に咲いてびっくり。

お向かいのおばあさん

今朝、家の前を掃除していると、デイサービスのワゴン車が止まった。そして、お向かいのおばあさんはデイサービスの方を待たせ、私の前に来た。

おばあさん:「負けたな。ウチよりよー咲いてる。」

私:「芝生や他の木を植えたので、肥料がツツジにも届いたと思います。」

もっともらしい答えを照れながら言った。

おばあさん:「人が住むってえーなー。空き家はあかん。なんか怖いし。」少し外れてきたので、早く切り上げたい。

おばあさん:「あんたの切り方が良かったんちゃう?今年はウチもお願い。」

私:「いいですよ、よろこんで。」と良い人ぶった。

おばあさん:「タダでもええ〜ん?」

私:「当然です。」

デイの方に催促され、おばあさんはワゴン車に乗り込んだ。

おばあさん:「丸〜切らんでもええで。」と言い残し、デイサービスに行った。

ツツジは丸く剪定

ご近所さんのツツジはどこも丸く剪定している。植木屋さんがするので当たり前。私はそんな技術がないので、自分なりの剪定しか出来ない。「丸〜切らんでもええで」というおばあさんの言葉は、私が切ることに意義があり、嬉しく思ってくれているのかも知れない。

思い違いでも嬉しい。

  

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