サラリーマンではないので、通勤靴という感じで靴を買ったことがない。かと言って、オシャレ靴、スポーツシューズは似合わない。いつも、それらの中間くらいの靴を買っている。
キチッとした仕事用は別にあるが、これはちょっと"ええ靴"。仕事靴はあまり買い替えない。『ええ靴履かな、ええ仕事でけへん』というのは奥さんの意見。これは同意(過去記事参照)。
毎日履いている靴は、どこか穴が空いたり、かかとがすり減ったりすると買い替えている。『今日はこの靴にしよう』なんて選択肢はない。
仕事用とお庭用以外は1足だけ。買い替えのタイミングは大体年に1回。その為、年中履いてもおかしくないデザインの靴を探している。
普段靴を買い替える
そろそろくたびれてきたので、出かけたついでに靴を探していた。何度もいろんな店に入ったが、中々しっくりくる靴に出会わない。そんなある日、あれこれ試しに履いていると、店員さんが他の靴を持って来た。
店員さん:「これなんかいかがですか?先日入ったばかりです。」
と、私が選んだ靴を参考に、店員さんなりに気を利かせてくれた。
私:「いいですねー。。」とその靴を見てドキッとした。
今履いている靴と同じだ。入荷したばかりの靴だが、去年買った靴と同じ。私の靴がくたびれていたので、気付かず持ってきたようだ。私は店員さんにバレないよう、履いていた自分の靴に、急いでカバンを乗せた。「ありがとう。また、来ます。」結局その日は買わずに帰った。
選ばれし靴
その夜、奥さんに昼間の出来事を話した。
奥さん:「なんで、その靴買えへんかったん?」
私:「いや、明らかに去年からあった売れ残りやと思う。」
奥さん:「それでも、あなたに似合うと思って、持ってきてくれてんやろ?そんな偶然、滅多にないと思うで。」
奥さんは私にぴったりの『選ばれし靴』とまで言うので、翌日その同じ靴を目当てに出かけた。
選ばれし靴?売れ残り?
しかし、店頭には並んでいない。やはり、売れ残りの在庫品か?同じ店員さんがいたので、聞いてみた。
店員さん:「ありがとうございます。昨日の方ですねー!少々お待ちください。」と、また奥に入っていった。
昨日のことなので、店員さんは覚えていてくれた。そして、例の靴を持って来た。
店員さん:「サイズもこれしかなかったんですが、良かったです。」やはり、売れ残りの在庫品?
それでも、この靴は選ばれし靴。売れ残りの在庫品でも構いない。
普段靴は1足だけ。変化はないけど、自分らしい。
これから1年、宜しくお願いします。
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