年をとってから(50代になってから)家を建てるメリットは、自分サイズのちょうどいい家にできることだと思う。将来的に家族が増える可能性が低いので、部屋数や広さも必要最小限。見栄を張る歳でもないので、来客を意識しない自分たちのスタイルを実現できる(過去記事参照)。
想定外の妊娠!?
奥さんは久しぶりに友達とランチに出かけた。42歳と随分年下だが長い付き合いの友達で、奥さんと同じピアニスト(以下、マコさんと呼ぶ)だ。マコさん夫婦は結婚10年目。夫婦二人暮らしで、今年の夏に新築する予定。
私:「何食べたん?」
奥さん:「明太子ランチ」普通の定食にサービスで明太子が食べ放題のお店(やまや)のこと。
私:「家は出来たん?」
奥さん:「それが大変みたい。」
マコさんは妊娠13週目だそうだ。二人仕様のお洒落な家を建てる予定だったマコさんご夫婦。妊娠は想定外だったそう。
子供部屋がない
奥さん:「おめでとう!!!」
マコさん:「子供部屋、作ってないねん。この歳(42歳)で、無いって思ってた。」
奥さん:「赤ちゃんのうちはええやん。」
マコさん:「それがお洒落過ぎて、こどもには危険かも」
板だけのスケスケ螺旋階段やダウンフロアのリビングなど、話しだけでもお洒落さは伝わってくる。ピアノを置くリビング中心に間取りを考えたそうだ。
マコさん:「将来、子供部屋作るには寝室を間仕切りするか、旦那に書斎を明け渡してもらうしかやねん。」
妊娠は想定外であっても幸せいっぱいのマコさんご夫婦。寝室を間仕切りするにしても、書斎を明け渡しすにしても、きっと問題ないだろう。
50代夫婦の二人暮らし
私:「もし、僕らに子どもいてたら、どうやろ?」
奥さん:「いてたとしても、もう巣立つ頃ちゃう?そんなん、考えたらあかん!」奥さんのスイッチを押してしまった。
奥さん:「ひとりでも、何人でも一緒や。比べたらあかん!兄弟やご近所さんや友達がいてるやろ。」家族の範疇がグローバルな奥さん。言いたいことはよく分かる。
ダイニングのゴムの木に目を向けると、赤ちゃん葉っぱが生まれていた。
★関連記事:リビングは要らない!? お客様のためでなく、自分のためのシンプルハウスにしたい。52歳で家を買う(13)
★関連記事:歳をとっても『手に負える家』と 窓からの景色
★関連記事:物を減らす。新居に向けて「捨て捨て」
★『52歳で家を買う』と題した連載ブログです。お時間があれば、52歳で家を買う(1)から読んで下さい。
↓よろしければ、クリックをお願いします。