小さな実りと窓の位置

ピアノの部屋からイチジクの木が見える。イチジクの木はこの家が建つ前からあり、更地にする前にイチジクとカボスの木を残してもらったのだ(過去記事参照)。

窓の外に緑を配置

窓は、イチジクの幹から少しズレた絶妙な位置にある。

伸びた枝はちょうどいい具合の目隠しになり、剪定することで、光量を調節できる。おかげで、柔らかな光とプライバシーのバランスがとてもいい。もともとあったイチジクの木だが、窓の外に緑を配置するのはいいと思う。

窓の位置はヘーベルハウスの場合、ヘーベル板の都合もあるので厳密に指定は出来ない。私達の家は、敷地に対して建物が小さかったので、基礎の段階から窓の位置を決めることができた。設計士さんが拘ってくれたところだ。

イチジクに手を伸ばす

奥さんはピアノの練習に疲れたら、窓のそばに立ち、イチジクの木を眺めている。いつか窓から手を伸ばし、イチジクをもぎ取り食べるのが夢だ(ファンタジー)。

昨年夏は、イチジクを収穫することが出来た。今年は更に成長したので窓から手が届く。今度イチジクが実ったら、奥さんの夢は叶うことになるだろう。

小さな実り

イチジクの葉は雨に濡れ、揺れている。よくよく見ると、枝の先端に小さな実がついている。

前に住んでいたご家族も、きっとイチジクを楽しみにしていただろう。

小さな実りを見つけた。

それだけのことだが、嬉しい。

 

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