いつの間にか、一階のピアノ部屋に二重サッシが入っていた。木工事が終わった時は、すでにあった様子。何度も見ていたのに、気づかなかった。
シャープなデザインで自然。これにシャッターもつくので、防音効果は期待大。セキュリティ的にも万全だ。
この言葉がバネになったのは事実。過去20年、色んな苦労を乗り越え（大げさ）、ピアノを自由に弾ける環境で暮らしている。奥さんは職業ピアニストなので、家にピアノは当たり前。車やテレビ、電子レンジはなくても（実際に無い）、ピアノだけは絶対に必要なのだ。私たちがヘーベルハウスにした理由は、友人からの勧めが最初。後から、防音効果があると知った。（過去記事参照）
音楽仲間と話していると、「〇〇さんも、ヘーベルやで。それに、〇〇さんも。」とヘーベルピアニストは結構いるようだ。奥さんは「ヘーベル先輩に聞いたら、二重サッシはやっぱりいるって。」と聞いた。そのヘーベル先輩は、ピアノ部屋を二重サッシにしたヘーベリアン。看板はあげていないが、家でピアノ教室をしている。奥さんは色々アドレスを受けていた。
ヘーベルハウスに改築してからは、新規の生徒さんが来なくなったと言う。進学と共に生徒さんは減る一方。ある時期から、二重サッシの一枚を開けてピアノを弾くようにしたら、生徒さんが増えたそうだ。「昔の家は、ピアノの音が外に漏れてたから、問い合わせがあったと思う」と、ヘーベル先輩。音漏れしないヘーベルハウスに、思わぬ副作用があったようだ。
設計時に「掃き出し窓だけでなく、この腰窓も二重サッシにしたほうがいいです。」と勧められたが、費用が気になる。「付けて下さい。その分、安くなるところはないですか？」と奥さん。設計当時は費用との戦い。必要なものは付けて、無くていいものは付けない。『とりあえず付けとこか』はしなかった。
今日、初めて部屋のドアを閉めてみた。
お隣さんも新築工事。重機の音が、全く聞こえない。
「付けて良かった」
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