フェンスはまだか?お隣さんの外構工事は進んでいるのか、いないのかよく分からない。職人さんは来ているので、作業はしているはず。しかし、境界線のフェンスが未だに出来ないのは、どんな理由があるのだろう。約束の期日はとっくに過ぎている。
私:「フェンスは、いつ出来ますか?」
職人さん:「材料も来たんで、すぐできますわ。」
と、尋ねたのが、1週間前。あの時『すぐできますわ』と言っていたが、『いつ』とは言わなかった。
今日は、いつになるか聞こうと思った。
私:「フェンスは、いつ出来ますか?」同じだ。
職人さん:「こっちの次なんで、もうすぐですわ。」
私:「予定より随分遅れてます。計画通りに進んでいますか?」
職人さん:「雨が続いたんで、すみません。でも、もうすぐです。」
(ちなみにヘーベルハウスは、雨でも外構工事を行っていた。)
これ以上聞くのはやめた。それなりの理由があると思う。それを上手く説明出来ないのだろう。
お昼前、近所のスーパーで、お隣さん一家と会った。
ご主人さん:「工事が長引いて、ご迷惑をおかけしています。」と深々とお辞儀をする。
私:「そんな、お互い様です。」
ご主人さん:「引き渡し後なので、職人さんがよく休むんです。なんとも言えないですが、、、」
引き渡し前までは、逆に遅くまで作業をしていた。毎日夜9時まで、10時を過ぎることも(ヘーベルハウスは5時までだった)多々あった。
それが引き渡し後は、適当な時間に来て、夕方4時には片付け始めている。お隣さんも少々苛立っているようだった。
家に帰り、奥さんに相談した。
奥さん:「何にも言うたらあかん。職人さんに任せとこ。手を抜いてるんちゃう。それが、実力やねん。」
私:「せやな。待っとこか。」
奥さん:「苦情は言うたらあかん。"金持ち喧嘩せず"や!」
お金持ちではないが、言いたいことは分かった。何も言うまい。
奥さん:「我慢とちゃうで、"気高く生きる"ってことやで。」
図書館で借りた美輪明宏の本を閉じ、
淡々と語る奥さんだった。
★関連記事:境界線は無くてもいい?ヘーベルハウスの実力と、住環境の大切さ。
★関連記事:なったら、なったでええやん。不安と悲しみは、ダークサイドに。
★関連記事:今が幸せ。境界線の柵がいよいよ出来る。
★関連記事:大きな課題。お隣さんとの柵はどうなる?
★『52歳で家を買う』と題した連載ブログです。お時間があれば、52歳で家を買う(1)から読んで下さい。
↓よろしければ、クリックをお願いします。