山の中から木を選ぶ。シンボルツリーは何がいい?

シンボルツリーは、実際に見て決める。ヘーベルハウスの外構デザイン担当(ガーデンK)とは、年が明けてから見に行くことになっていた。「今からでは早すぎて、ご覧になられても、決めることが出来ません。」今選んでも、直前に枯れることもある。そのため、2カ月前からしか選べない。しかし、どうしても見たい。紅葉の時期は今しかない。

山の中から木を選ぶ

造園会社の敷地は広大。というか、ただの山。「この辺り全部がそうです。まず、どの木からにしましょう?」山の中から、一本の木を選ぶ。こんな贅沢があっていいのか? 車で走りながらガーデンKは尋ねてきた。「すでに、根巻き(掘り起こして根に麻布が巻いているもの)しているのは、ネットで売り出しているか、買い手が付いている木です。または、予備軍。」

植え付け時期の1カ月から2カ月前に、根回し(根もとの周囲を掘り、主な根以外の大部分の根を切っておくこと。)をして、出荷前に根巻きする。外構作業の終盤(3月中頃)に植えるので、1月中頃に選ぶのがベストタイミング。今日は見るだけ。

先ずは、パールミモザを見せてもらった。「結構(値段が)高かったので、小さいのでいいです。」奥さんは大きなパールミモザに憧れていたが、3mを超えると12万円もした。それで、1mくらいでいいと譲歩した。「パールミモザは成長が早いので、いいと思います。」大小、色んなミモザがあった。「常緑なので、いつ来ても印象は同じ感じだと思います。」ガーデンKが言う通り、ミモザは軽く見て移動した。

ヤマボウシの紅葉

裏庭に落葉樹を植えたい。今日のメインは落葉樹の紅葉を見ることだった。しばらく林を歩いていると、「あれは何ですか?」奥さんは美しく紅葉した木を指差した。「ヤマボウシです。この辺りは、ヤマボウシばかりです。」ガーデンKの言葉を聞く前に、私達はヤマボウシに近寄っていた。

町でもよく目にするヤマボウシだが、山の中で見ると印象が違う。生き生きしていた。「ヤマボウシって、紅葉が綺麗ですねー。」奥さんの心は決まったようだ。「花は少し小振りですが、常緑ヤマボウシもあります。常緑の方は、シンボルツリーとして人気です。わたしは、落葉樹が好きですが。」ガーデンKに賛成。

「それで、お値段は?」恐る恐る奥さんは尋ねた。「このサイズ(3mくらい)で、◯万ほどです。樹高だけでなく、樹形でも少しずつ変わってきます。それと、完全に落葉した後の方が、お得になる場合もあります。」何となく分かった。

虫がつかないヤマボウシ?

「虫はつきますか?」奥さんは最大の不安材料を尋ねた。ガーデンKはたしなめるように「虫がつかない木はありません!でも、このヤマボウシは、ほとんど(虫が)つきません。」奥さんはホッとした。「テッポウ虫くらいです。」どんな虫?

 

★関連記事:シンボルツリーは何がいい。その2「ミモザにします。」

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