芝生の種を蒔いて4日。発芽まで10日から20日かかるので、まだ何も変化しない。整地した庭は、芝生がなくても美しい。自力造園を自画自賛しながら、今朝も水やり。
「何を植えられました?」
ホースを片付けていると、通りすがりの女性が声をかけてきた。「毎日ここを歩いていて、気になってたんですよ。」品の良い年配の女性だ。「芝生です。まだまいたばかりで、こんなんですが。」
斜面は芝マット
その女性は朝夕、ウォーキングのためこの前を通っているそうだ。歳は恐らく私の母より少し若いくらい。70代後半?
初めての芝生
女性:「前の御宅(以前建っていた家)は、桜とイチジクがありましたねー。近くまで行ってもよろしい?」
私:「どうぞ、上がって下さい。」と女性は階段を上がって来た。
女性:「イチジクは残されたんですね。」
私:「桜は(古家を)解体するとき一緒に、、、、。でも、イチジクと奥のカボスは残しています。」
女性:「それはそれは。大変でしたね。」どう言う意味?
私:「芝生は初めてなので、どうなるやらです。」
女性:「初めて?凄いですねー。お一人でされてたでしょう?」どうも、作業を見られいたようだ。
女性:「初めてなら、半分くらいで良しですね。」
しばらく話してその女性は、自宅の住所と名前を告げ帰って行った。ご近所さんだ。
必死で耕した土。何としても発芽して欲しい。一面の芝生をイメージしていたが、内心不安で仕方が無かった。
『半分くらいで良し』
この言葉が、独りよがりのプレッシャーを和らげてくれた。
あの方は、メッセンジャー?
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