我が家には"マット"と名がつくものが無い。キッチンマット、トイレマット、バスマット、玄関マット。それらは汚れることが前提の場所に置くもの。どれも汚れたら拭く、濡れたら拭く、直ぐに対処すれば無くても済む。
バスマットについては以前ブログでも書いている(過去記事参照)。これについては奥さんの習慣だったので、結婚してから使わなくなった。
アプローチの表面はザラザラ
外構工事が終わる頃、ヘーベルハウスの監督さんがアプローチの説明をしてくれた。
ヘーベル監督:「階段を上がったここは(アプローチ)、表面をわざとザラザラした仕様になっています。デザインもありますが、ここで靴の汚れを落とします。」
この言葉を思い出したのが今日のこと。1年以上、アプローチのザラザラを気にしていなかった。
玄関マット(屋外)
昨年入居して間がない頃の庭は、瓦礫と土のまま。庭に出るたび靴底は泥々になっていた。そのため庭仕事(当時は自力造園中、過去記事参照)のときは、玄関を使わず裏から出入りしてた。
今の庭は芝生になったので、そんなに靴底は汚れない。それでも土を玄関まで運んでいる。
奥さん:「玄関の掃除大変やから、玄関マット欲しいなー。」
玄関掃除は奥さんがしているので、反論する理由がない。
私:「ええのん(いいのが)あったら買う?」
Welcomeって?
玄関マット(屋外用)はドアの前に置くもの。玄関ドアとポーチのイメージがガラリと変わる。約1カ月、慎重になって探していた。
奥さん:「いいのん(いいもの)ないなー。」
私:「靴底の泥さえとれたら、それでええねん。」
奥さん:「マットは見た目がよくない。Welcomeって何?」と、結局買わずに今に至る。
ザラザラがあるやん
やっと梅雨入りした今日。帰宅すると、ザラザラのアプローチが気になった。雨は小休止、先程まで降っていたのにアプローチの表面は綺麗だ。
玄関に入る前に庭に出た。枯葉を拾い、目立つ雑草を2〜3抜き再びアプローチに立ったとき、ヘーベル監督の言葉を思い出した。
穴を掘る犬のように、足底をアプローチのザラザラにこすり付けた。『取れる!』少し声にして、何度もすりすりした。
ヘレメットをかぶったヘーベル監督の顔が浮かんだ。アプローチのザラザラで靴底の汚れを落とす。なんで今頃気づいた。
ザラザラがあるやん、これで玄関マット(屋外用)はいらない。アプローチは箒で掃くだけでいい。砂や埃は庭に戻すだけだ。
余計なものを買わず済んだ。
それより、Welcomeって?
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