増えた近所の売り土地と、建設途中の家の中。

ヘーベルハウス(ヘーベルT)は、すでに休みに入った。工事はどうだろう?28日の今日は微妙。できれば、中を見てみたい。午前中の仕事を片付け、現場を訪れた。

玄関ドアは閉まっている。やはり、年内の作業は終わったのか? それより気になったのは、家より大きい(?)ヘーベルの垂れ幕(恥ずかしい)。

諦めて帰ろうとすると、中から電動工具の音がした。「やってる!」早速、奥さんにメールした「やってるよ。来る?」「何人か分かる?」「分からん。」「調べて。」「了解です。」

七曲署のヤマさん

ドアを開けると済むことだが、なんとなく気恥ずかしい。電動工具の音で何人いるか、感を働かせる。2つ同時に聞こえたので、2人は確実だ。現場の前に作業車は止まっていない。辺りを見渡し、少し離れた所にそれらしき軽自動車を発見。中を覗くと、後部座席の半分に道具が積んであった。「3人だ。」七曲署のヤマさんのように声を出した。

またメールした「3人です。」「了解です。差し入れを持って行きます。」奥さんが来るまで約30分。ここで待つのもなんなので、近所を探検することにした。一応、読みが外れた場合に備え、自動販売機でお茶を一本買う。(小心者)

空き地(売り土地)が増えている

この辺りで土地を探していた頃を思い出す。そして、空き地(売り土地)が増えていることに気付いた。雛壇だけを残した広い土地があちこち、少し歩いただけで5ヶ所もある。既に工事が始まっている所や、建設予定地もあった。古い高級住宅地が意外に安いと気付いた人は多いのかも。

「着きまーす。」奥さんのメールを受け、現場に戻った。さっきよりも激しく電動工具が鳴り響く。「お邪魔します!施主です!入ってもよろしいですか?」二階から職人さんが下りて来て「こんにちは!どうぞ、どうぞ!」ハイテンションの職人さんが案内してくれた。

赤い鉄骨が素敵

奥さんは差し入れを渡し、自分のピアノ部屋に入った。そこから見る庭のイメージが、一番気になっていたのだ。奥さんは無言のまま、窓を眺めている。間もなく、他の職人さんも下りて来た。これで3人、読みは合っていた。

さっさと出な

私達が中を見ている間、職人さん達は外で休憩を取ってくれた。何故か二人とも無言のまま。二階も見て回り、挨拶をして帰ることに。ハイテンションの職人さんが「ありがとうございます。29日まで作業をしています。」今度は普通の声だ。おそらく最初は電動工具の音で、耳が"イーン"ってなったんだろう。

奥さんは「イメージ通りやった。嬉しいなぁ。」ずっと黙っていたのが気になっていた。「喋ってる場合とちゃうやん。さっさと出な。私らのために、仕事の手を止めてしもたやんか。」奥さんの亡くなったお父さんは塗装職人だった。施主と職人の関係をよく心得ている。

 

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