クローゼットを無くした『断捨離ハウス』?

引っ越しは、断捨離を実行する最大のチャンス。これを機に使わなくなったモノや、なくてもいいモノを手放すことが出来る。もし、引っ越ししなかったら"これはこのままでいいか"と思うモノはいくらでもある。

3月末に完成する新居は、今のマンションより小さい。延べ床面積は同じでも、階段や廊下など使えない場所があるので、実質的に狭くなるのだ。

ソファはダウンサイズして買い替える。食器棚は置く場所がないので、譲ることにした。食器は、シンク下に収納可能な数まで減らし、食器棚は使わない。そして、本棚も引き取ってもらった。本は図書館を利用するので、あまり在庫していない。

アンティークのキャビネット

我が家にはピアノがあり、新居では広さ10畳の部屋に置く。ここにピアノとソファを置くと、どうしても置けない家具があった。結婚当初(20年前)に買ったアンティークのキャビネット(1920年英国製)がそれ。オークの無垢で作られた、高さ90cm x 幅140cm x 奥行き50cmと大きく重厚な家具。

中はレコードと、奥さんの楽譜がビッシリ入っている。今のマンションではリビングに置いているが、新居にはリビングがない。どうしてもピアノと同じ部屋に置くしかないのだ。

「このクローゼットは無しでお願いします。」

ヘーベルハウス(ヘーベルT)から、間取りについて提案があった最初のころ(昨年の夏)。ピアノ部屋の図面を見ながら奥さんは「ここの収納スペースは無しにして下さい。そしたら、どれくらい広くなりますか?」ヘーベルTは物差しを鞄から取り出し、サッと測ってくれた。「幅が180cm、奥行きが90cmございます。ちょうど1畳ですね。」奥さんはそこにキャビネットを置くつもりだ。「このクローゼットは無しでお願いします。」奥さんは英断を下した。階段上に小さな収納があるが、クローゼットは寝室だけになった。今後、物を絶対に増やせない。

家が完成に近づくにつれ、必然的にモノが減っていった。持って行きたくても、モノが置けない家。『断捨離ハウス』はすぐそこに。

 

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