利休に学ぶ、庭掃除と雑草のあり方?

今日は曇り、庭掃除には絶好の天気だ。数日雨が降ったので、雑草は急成長。常緑樹のシマトネリコも新緑と更新するため、古い葉を沢山落としている。

家の前は毎日掃除しているが、庭の掃除や雑草取りは時々。目に余るようになってから行っている。温かくなってからは毎日水やりをしているが、落ち葉や雑草は見て見ぬふり。自分なりのサイクルがあるのだ。

奥さんは私が庭掃除をしても、いつも全く気づかない。一日かけて掃除してもだ。今日はビフォアー・アフターの写真を撮り、ブログだけでなく奥さんに掃除の成果を見せつけようと思った。

庭掃除ビフォーの写真。アフターの写真を忘れた。

一通り掃除が終わり、今日は奥さんを庭に呼んだ。

私:「どう?綺麗になったやろ。」

奥さん:「もともと綺麗やん。」想定内の答え。

私:「まー、あとで写真見て。ビフォーは結構、散らかってたで。」

奥さん:「ふーん。でも、あそこ雑草生えてるで。ええーん(いいのか)?」

私:「あそこはわざと残してるねん。利休や。」

昔、利休の本を読んで感化されたことがある。

千利休はご存知、桃山時代の茶人。美意識の達人だ。

庭の落ち葉を掃除していた千利休が、綺麗に掃き終えた庭にひと握りの葉っぱをまいた。その姿を見ていた弟子が、「せっかく掃いたのになぜですか?」と尋ねると「秋の庭には少しくらい落ち葉がある方が自然でいい」と答えた。

利休の美意識を感じるエピソードだ。私は奥さんに知ったかぶりをした。

奥さん:「せやな。ちょっとくらい雑草あったほうが自然やな。」

私:「人も一緒や、完全やない。だから、あんまり僕を責めんといて。」

 

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