5年ぶりのイチジクと、感謝の気持ちと、無糖のアイスコーヒー。

台風が来ていたので、赤く熟したイチジクを急いで摘み取った。風で落ちてしまっては勿体ない。1日2個ずつ摘んでいたが、今日は8個収穫。

奥さん:「今日こそ、〇〇さんとこ持って行こう。」(過去記事参照)

私:「せやな。6個でいい?」

奥さん:「8個とも持って行こうや。」

私:「えー!?今日の分は?」自分達が食べる分を引いて6個と言ったが、奥さんは違った。

奥さん:「お裾分けとちゃうねん。感謝の気持ちやん。また明日もあるやろ。」

この場合、あまり突っ込んではいけない。

5年ぶりのイチジク

〇〇さん(この土地の元持主さん)はすぐ近くに、ご夫婦二人で暮らしている。お昼前、二人揃ってイチジクを持ってお邪魔した。

〇〇さん:「ありがとうございます!何年ぶりやろ?おとーさん!おとーさん!」と、大きな声でご主人さんを呼んだ。

ご主人さん:「5年くらいかな?空き家になってからは、全く実がならなくて。やっぱり、人が住むっていいですなぁ。」

〇〇さん:「コーヒーは飲まれますう?」

私:「飲まれます。」

帰りにアイスコーヒーをいただいた。お中元でいただいたそうだが、無糖だったので飲めないとのこと。ありがたく頂戴した。

感謝の気持ち

昨年のちょうど今頃、この土地は更地になった。私達が建てた家は土地に対して非常に小さい。そのおかげで、元々あったイチジクとカボスの木を残すことが出来た。(過去記事参照)

この土地に出会えたこと、

イチジクとカボスを残せたこと、

素敵なご縁に恵まれたこと、

感謝の気持ちでいっぱいになった。

イチジク8個。

それは、お裾分けではない。

 

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